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修斗の理念

「打て」という“打”ではなく
「投げろ」という“投”ではなく
「極めろ」という“極”ではない
また単に打・倒・極を総合的に
戦えばいいというものでもない。
自然の流れにのった技術がとぎれなく連結し、
なめらかに回転することが修斗の姿である。
そして戦いを修めていく修斗の思想が、
競技者を人格的に正しく導く。
それこそが修斗の理念である。
礼に始まり、礼に終わる。
礼こそ修斗の基本姿勢であり、
自然に発せられることが、
修斗体得への第一歩である。
   
修斗創始者 佐山聡
 
 
修斗は1984年初代タイガーマスクとして一世を風靡した佐山聡によって、古代オリンピックで行われていたパンクラチオンの復興を旗印に、総合格闘技の競技化を目指し創設されました。
現在一般に格闘技と呼ばれるものは、ボクシングや空手、キックボクシング、K−1などの打撃系格闘技と、柔道やレスリングなどの組技系格闘技に大別されています。打撃系格闘技は、その名称どうり立った状態での打撃による攻防を主としており、組技系格闘技は打撃を禁止し投げ技や寝技で勝負を競います。戦いの手段をルールによって限定することで競技として成立させている格闘技だと言えるでしょう。その打撃と組技両方をルールで認めているのが“総合格闘技”と呼ばれており、格闘技界の新潮流として世界的に注目を集めています。
しかし、一見、格闘技先進国のように見えている日本ですが、興行的な要素が優先されるあまり八百長行為が公然と行われていたり、ルールの統一性や、医療面など競技としての要素を備えていないものがほとんどを占めています。
そんな中、修斗が厳格に守り続けてきたことがあります。それは「創始以来、不正試合を全く行っていない」ことです。今現在修斗が評価されている点はいくつかありますが、もっとも信頼を受けている要因のひとつと言えるでしょう。その為に協会・コミッション・プロモーターと役割を分割し八百長行為が行われないよう運営してまいりました。格闘技ブームと言われている現在ですが、その中にあっても流行に左右されることなく確固たる意思のもと地道に努力を続けてまいりました。“リアルファイト”これが修斗の姿勢です。スポーツとして当たり前のようですが胸を張って主張できるのは修斗以外にはありません。
ルールの確立と明文化、それを運営するコミッションの設立、試合用具の開発、プロ・アマ・一環した競技システム。これを確立したことが修斗の最大の特徴といえるでしょう。世界中の格闘技関係者からも「最高のバランスを持ったスポーツライクな競技である」と高い評価を受けています。昨年はプロ大会が世界10数カ国で行われ、武道の精神をなくしつつある現在、日本で生まれた新しい格闘技として諸外国に浸透しつつあります。
格闘技ブームといわれている現在、PRIDE、K-1などで活躍している多くの選手が修斗出身であり、世界的に普及させていくと同時に、アマチュアから選手を育て地域に密着した形で自ら人材を育てていく育成環境も整っています。